テレビ東京で放送されている番組「なないろ日和」。
理科系主婦の本橋先生に科学的に裏付けられたお掃除方法で、
お家のお手入れ「汚れが落ちない」「臭いが取れない」「手が届かない」の3NAI汚れを解消しましょう。
◎汚れの成分を理解する
酸性汚れ・・油汚れ、湯あか、生ごみ、皮脂、トイレの尿汚れなど
アルカリ性汚れ・・水あか、石けんカス、アンモニアなど
家庭の汚れの8割は酸性汚れです。
キッチンの油汚れ、ガス台などの焼きつき汚れ、排水口やシンクなどのヌメリ汚れ、浴室の湯あかや皮脂汚れなども酸性の汚れになります。
◎アルカリ性汚れの性質を理解
蛇口のウロコ汚れ、石けんカス、白い水あかなどはアルカリ性の汚れです。
尿は体から出たすぐの段階では酸性の汚れなのですが、時間がたち臭いが出てきたら、それはアンモニアに変わっており、アルカリ性の汚れになっています。
毎日こまめにトイレ掃除を行っている方は、酸性のトイレ洗剤を使っても意味がありません。
◎アルカリ性と酸性の中和反応で汚れを落とす
酸性汚れ・・重曹、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、石けん
アルカリ性汚れ・・クエン酸
どこにも属さない汚れ・・消毒用アルコール
【過炭酸ナトリウム】
重曹よりもアルカリが強く、より油汚れを落とし、除菌、漂白効果もある。
キッチンなど雑菌の気になる場所で使うと便利。
【アルコール】
ほぼ中性の溶剤。
油を溶かす力が強いので油汚れに重宝し、消毒、除菌もできる。
揮発性が高く乾きが早いので、じゅうたんや畳などの濡れ拭き掃除に便利。
洗剤成分を理解していれば、何種類もの洗剤は必要ありません。
シンプルな洗剤選びが可能になります。
<キッチン>
◎IH調理機の焼きつき汚れ
①重曹水をスプレーする。
【重曹水】:お湯(40度くらい)200cc・重曹小さじ2分の1杯を混ぜ、スプレーボトル入れる。
②メラミンスポンジでこする。(水を含ませない)
重曹の粒子を研磨剤として利用します。
③ぞうきんなどで拭き取る。
◎換気扇(レンジフード)の油のこびりつき汚れ
①換気扇の取り外せない部分は、重曹水で濡らしたキッチンペーパーで湿布し、5分程度置く。
湿布することで汚れを緩ませることができます。
②取り外せる部分は、シンクなどにお湯をため、そこに過炭酸ナトリウム(約1カップ)を溶かし、お湯が冷めるまでつけ置きする。
【過炭酸ナトリウム】:酸性汚れを浮かせて落とし、漂白機能や殺菌作用がある。
③まだ残っている汚れを石けん(食器用洗剤でも構いません)で落とす。
スポンジやブラシを使い汚れを洗い流していく。
④重曹水湿布をしたものは、外した湿布で汚れを拭き取りながらきれいにしていく。
⑤仕上げに雑巾で乾拭きする。
続き→
バスルーム掃除、電子レンジ、トイレの臭い取り
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