NHKで放送されている普段の生活の中での疑問を最先端の科学や実験で徹底解明する番組「ガッテン!」。
今日のテーマは、掃除をしても掃除をしてもすぐにたまる「ホコリ」。
皆さんもなぜだろうと不思議に思ったことはありませんか。
しかも最近はホコリのアレルギーで困っている人も増えています。
<ホコリに潜むもの>
ウイルス・細菌・ダニ・花粉・カビなど
今ご家庭の4割は持っているという「空気清浄機」。
見えないホコリはこれに頼るほかありませんよね。
ホコリを顕微鏡で見ていみると、大半は繊維のくずです。
ほかには食べかす、ティッシュ、皮膚のかけら、ふけ、あか、土が見つかりました。
【ホコリは「壁」からやってくる】
いつの間にか固まってそこにいるホコリ。
ホコリ同士が集まるのは静電気が働いているからなんです。
ホコリは静電気が大好きです。
家の中にあるものを静電気測定器で調べてみると、どれも100Vくらいの静電気を帯びていました。
床、壁、電話機、ぬいぐるみ、素材が違ってもどれにも静電気はありました。
というのも、風が吹くだけで空気との摩擦によって静電気は起きるからなんです。
となると見落としがちなのは「壁」です。
掃除と言えば床掃除を思い浮かべますが、ドアや壁には実はたくさんのホコリがついているんです。
最近よく壁に樹脂系の素材が使われています。
こうしたものは特に静電気を帯びやすくなっています。
ということは、ホコリを吸いつけやすいということなんですね。
壁についたホコリは集まって重くなると床に落ちます。
そして床に落ちたホコリは、人が通ったり、風が吹いたりすることでまた舞い上がって壁にくっついたりもします。
これを繰り返しているんですね。
ちゃんと壁や天井などのホコリ掃除もしっかりと行うことで、アレルギー反応が改善したという実験結果も出ています。
<静電気を逃す掃除グッズ>
静電気を逃してホコリを取りやすくするというグッズが今たくさん出ています。
<拭くとホコリがつきにくくなる!ガッテン流ぞうきん>
◎科学ぞうきん
拭いた場所の静電気の発生を防ぐことをうたっているものです。
これをお家にある物を使って作ることができます!
それは
「柔軟剤」です。
柔軟剤の裏面には「静電気を軽減」「ホコリ・花粉の吸着抑制」と記載してあります。
これは柔軟剤に含まれている界面活性剤の効果なんです。
界面活性剤は陽イオン系というもので、これで壁を拭くとやってきたホコリの静電気を逃がし、ホコリを付きにくくしてくれます。
プラスチック製品を扱っている会社でも静電気を防ぐために、界面活性剤を主成分とした帯電防止剤を使っていると話していました。
↓ スプレーの帯電防止剤を使っていました
柔軟剤の香りの苦手な方は、においのない「帯電防止剤」や「無香料の柔軟剤」がオススメです。
化学物質に過敏の方や心配のある方は、柔軟剤や界面活性剤の使用に注意しましょう。
◎ガッテン流除電ぞうきんの作り方
①指定の濃度で水に柔軟剤を溶かす。
②洗ったぞうきんを浸す。
③絞ってよく乾かす。
ガッテン流除電ぞうきんは濡らすと水分にホコリが付くので、乾かしてから使うのがオススメです。
1度にたくさん作り置きしておくと便利ですよ!
静電気を予防する効果があるので、月に1回程度、壁や床、棚などを拭くのがオススメです。
「静電気防止剤」を使う場合は、ぞうきんに吹き付けて使います。
静電気を取ることが目的なので、ゴシゴシ力を入れずに軽くなでるように拭きましょう。
柔軟剤を使うだけで良いとは!
さっそく除電ぞうきんを作ります!!
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