日本テレビ系列の科学・自由研究などの情報を紹介する番組「所さんの目がテン!」。
今回は「重曹の活用法スペシャル」でした!
いろいろと慌ただしい年末年始。
年末は特に大掃除なんて大変です。
そんな大掃除に活躍するのが一時期ブームにもなった万能お掃除アイテム「重曹」。
洗浄効果が弱いイメージを持つ方が多いようですが、正しい使い方をすれば洗剤で落ちない汚れを落とすこともできるんです!
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【年末年始に使える重曹の科学】
そもそも「重曹」とは「炭酸ナトリウム」のことで、身近なモノにもたくさん使われています。
例えば入浴剤やベーキングパウダー、あく抜きなどで使用され、人体への害が少なく、環境にも優しくてエコなのが特徴です。
<あきらめていたキッチン汚れを大掃除>
◎鍋底の焦げ汚れ
洗剤でこすったのでは落ちない焦げ汚れ。
食品のデンプン、タンパク質などが加熱によって変質したものなんです。
①鍋に500mlの水を入れて、重曹を大さじ2杯入れて溶かす。
②鍋を火にかけて、強火で沸騰させ、その後弱火でしばらく放置する。
汚れがはがれて浮いてきます。
③割り箸で汚れをこすり落とす。
もちろん重曹水を流したあとに、スポンジでこすっても構いません。
ホーローのお鍋だけでなく、ステンレス製のお鍋でもこの掃除方法は使えます。
ただし
アルミ製のお鍋は、重曹のアルカリ性と反応し変色するため使用できません。
≪重曹の効果≫①アルカリ性
重曹を溶かした水はマイナスイオンを帯びたアルカリ性になります。
このとき汚れもマイナスイオンを帯びるので、そこにプラスのイオンと水分子が引きつけられて、汚れの間に入っていきます。
すると汚れが柔らかくなって、鍋からはがれやすくなります。
◎電子レンジの中の汚れ
食品の水分や醤油などの成分が飛び散ってできた汚れがついています。
①ぬれた布巾を電子レンジで2分間温める。
汚れに水分を含ませ柔らかくします。
②重曹に少量の水を混ぜ、重曹ペーストを作る。
少しとろみがある程度の硬さにします。
③別の布巾に重曹ペーストをつけて、汚れをこすり取る。
食品を温める電子レンジの掃除を、人体への害が少ない重曹で掃除ができるのは安心です。
≪重曹の効果≫②研磨作用
重曹の粒はゴツゴツした結晶になっており、それは汚れをはぎ取りやすい形をしています。
<重曹の苦手な汚れ>
◎ウロコ汚れ
お風呂の鏡などに付いているうろこ汚れ。
この汚れに含まれているケイ素などが重曹の結晶より硬い為、あまりきれいには落とすことができません。
<重曹の消臭効果>
◎ブーツの臭い消し
冬場に女性の方がよく履くブーツ。
中で足が蒸れたりして臭くなってしまいます。
そんな臭いを消すのにも重曹は役立ちます。
①100mlの水に重曹を小さじ1杯加え、溶けるまでよくかき混ぜて「重曹スプレー」を作る。
スプレーボトルに入れると作りやすいです。
②ブーツの中にスプレーする。
足のニオイには酢酸やイソ吉草酸など揮発しやすい酸性の物質が多く含まれています。
重曹は弱アルカリ性なので、中和作用によって揮発しにくくなり臭いをおさえることができます。
◎加齢臭消し
なんと重曹は「加齢臭」にも非常に著しい効果があることが分かりました!
襟足に重曹スプレーをし、する前と後を比べると、ほとんどニオイ成分がなくなっていたんです。
加齢臭に含まれるペラルゴン酸は酸性なので、重曹と中和し臭いを減らすことができました。
ですが2時間後には元の臭いに戻ってしまったそうなので、気になるときにスプレーするようにすればうまくニオイを抑えることができそうですね。
番組内では言っていませんでしたが、臭いの発生しやすい首回りや脇などに重曹スプレーをかけたり、または重曹水で濡らしたハンカチなどで拭き取ればいいのかなと思います。
重曹自体は無臭なので、香害なんて心配もないので安心して使えますね。
お風呂に混ぜることで角質を落とすこともできるそうなので、掃除だけでなく美容や料理でも使えて本当に便利なアイテムです!
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