ナチュラルお掃除の代表格といえば「重曹」(ベーキングソーダ)です!
重曹は炭酸水素ナトリウムや重炭酸ソーダとも呼ばれています。
重曹は私たちの体の中にもある物質で、
弱アルカリ性の環境を保つ働きがあるため、血液のpHバランスを保ったり、不要な二酸化炭素を体外に出したり、胃酸を中和し潰瘍を予防したり、口の中の酸を中和し歯が溶けるのを防止したりなど、大切な働きを担ってくれています。
海水や地下水などにも含まれていて、大気のバランスを保ったり、不純物を中和したりしています。
そんな重曹の便利な作用と掃除での使い方をあらためて確認しましょう!
<便利な作用>
①研磨作用
見た目はパウダー状のさらさらした粉ですが、水を混ぜることによって粒子が結晶状になります。
それによって研磨作用が高められます。
②消臭作用
重曹は弱アルカリ性なので、臭いの元となる酸性のものと反応し、中和させることができます。
中和させることによって臭いを消します。
置いておくだけの消臭作用で2~3か月効果を発揮します。
③発泡作用
重曹は弱アルカリ性で、酸性のもの(油汚れ、クエン酸)と反応したら二酸化炭素を発生させ発泡します。
その発泡により汚れを浮き立たせて取れやすくします。
④除湿作用
湿気を吸う作用があります。
➄中和作用
油汚れなどは酸性で、重曹と反応することにより中和され、水に溶けやすい性質へと変わります。
⑥軟水化作用
重曹に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが水と混ざることによって軟水化します。
<いろいろな使い方>
①重曹水
水に溶かして利用。
スプレーボトルなどに入れると使いやすく便利です。
重曹水の作り方
②ペースト状
重曹に少量の水を混ぜて作ります。
重曹水では除去力が弱く、粉状だとつけにくい場所に便利です。
重曹ペーストの作り方
③粉状(そのままの状態で使用)
研磨力がいかせます。
頑固な汚れを取るのに便利です。
④容器に入れて置いておく
置いておくだけで、消臭・除湿効果があります。
重曹にはいろいろ種類があります。
「薬用」、「食用(ベーキングパウダー)」、「工業用」、「掃除用」
掃除で使うのであれば、上記のどれを使っても問題はありません。
ですが薬用や食用のものは、必ずその用途で使うことが大切です。
重曹使用上の注意
<保存方法>
ちゃんと保管しておけば
3年はもつリーズナブルなアイテムです。
高温多湿、直射日光、水濡れをさけ、風通しの良い冷暗所に保管しましょう。
湿度が高いと固まりやすいので、もし固まった場合は指で崩せばそのまま使えます。
重曹が固まってしまった!まだ使える?使用期限はいつ?
まだ使える重曹かを確認するには、酢を少したらしてみて、ブクブクと発泡作用が現れたらまだ大丈夫だという証拠です。
これらのポイントをつかんでおけば、重曹掃除がかなり上手に出来てしまうでしょう。
これであなたも重曹マスター!!
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