NHKで放送されている朝の人気番組「あさイチ」。
今回はなんとあまり番組などでこれだけでは取り上げられにくい「輪じみ」について特集します!
熱いお鍋や急須、冷たいものを入れたグラスなどをテーブルの上に直置きした時に起こりやすい「輪ジミ」。
頑固なものによっては何十年も取れずにそのままってこともあります。
そんな輪じみの消し方をアメリカの家具職人に教わります。
<家庭にあるもので輪じみを消す方法>
どのご家庭にもあるものというのが「マヨネーズ」です。
①マヨネーズを綿棒で取り、輪ジミの上にゆっくりと塗っていく。
マヨネーズに含まれる酢が、輪じみにゆっくりと浸透して取り除くそうです。
前日に付いたような新しい輪ジミならマヨネーズですぐに(5~10分程度放置)消せますが、数か月たったような輪ジミだと1時間くらいマヨネーズをつけた状態で置いておかないといけません。
輪ジミが消える時間はそれぞれ違うそうです。
②ペーパータオルで拭き取る。
これでも落とせない頑固な輪じみには、
①輪じみの上に乾いた布を敷く。
②その上から「アイロン」を30秒程度あてる。
このときアイロンを動かしすぎず、じっくりと熱を浸透させるように行います。
塗料の種類によっては熱に弱いものがあるので、目立たない所で試してから行いましょう。
この方法はマヨネーズの方法を行った後に行うのが効果的で、熱によってマヨネーズがより染み込むことで、消えやすくなるようです。
塗装の劣化状態によっては、どうしても消せない輪じみがあるそうです。
そんなときはプロにお願いしましょう。
番組内では5万円ほどで消してくれると紹介していました。
<輪じみができにくいテーブルの選び方>
ポイントは「塗装」で選ぶことだそうです。
木のテーブルは価格に関係なく塗装はほぼ「ラッカー塗装」「オイル塗装」「ウレタン塗装」の3種類に分かれています。
◎ウレタン塗装
硬い塗膜で表面をコーティングし、ツヤツヤとした見た目と滑らかな手触りが特徴です。
◎オイル塗装
塗料を染み込ませており、木の質感や温もりを感じます。
自分でメンテナンスしやすいので長く使えます。北欧家具に多いです。
◎ラッカー塗装
木材の持つツヤや光沢を存分に引き出し高級感があります。
使えば使うほど味になる育てる塗装です。
この中で輪じみができにくいのはなんと
「ウレタン塗装」なんです!
ウレタン塗装は輪ジミだけでなく、傷や汚れにも強いので使い勝手の良さを求める人にはオススメです。
それに比べ、オイル塗装やラッカー塗装は輪ジミができやすい塗装になります。
自分のお家のテーブルが何の塗装なのかを知るためには、天板の裏の品質表示を確認するとそこに書いてあります。
国内産メーカーのものはこうやって知ることができるそうです。
<輪じみができる本当の理由とは>
コップやお鍋を直にテーブルに置くと、底についた水分が、テーブルの塗料の中に入り込みます。
そして塗料内の粒子にぶつかって、粒子の周りに水分が集まります。
その水分が乾燥すると、水分があったところのすき間だけは残ってしまい、光の屈折でその部分は白く見えて輪ジミとなります。
輪ジミをつけないためには、コースターや鍋敷きを使うようにしたり、こまめにテーブルの水分を拭き取るようにしましょう。
あと、輪ジミを防ぐのにも、輪ジミを隠すのにも便利なのはテーブルクロスだなって思いました。
<番組内で紹介されていた実用的だったコースター>
◎珪藻土のコースター
水分をすぐに吸収し、100円ショップでも売られています。
◎カラフルなコースター
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