TBS系列、加藤浩次さんと赤江珠緒さんがMCを務める番組「この差って何ですか?」。
言われてみればちょっと気になる差を徹底調査し、そのワケを知って得しちゃおうという番組です。
その中のコーナー「そういえば言われると気になるこの差ランキング」で、7位になっていたのが「重曹」でした。
【掃除に使う重曹と料理に使う重曹の差】
スーパーなどに行くと、お掃除グッズ売り場に「掃除用」の重曹が売られています。
そして食品売り場に行くと、「料理用」の重曹があり、同じ店内で2種類の重曹があります。
掃除に使う重曹は、シンクを磨いたり、コップについた水あかを落としたり、換気扇についたしつこい油汚れを落とすときなどにとっても便利です。
一方、料理に使う重曹は、ホットケーキに入れてふっくらとさせたり、天ぷらの衣などに混ぜてふんわり仕上げたりするのに使います。
では掃除に使う重曹と料理に使う重曹の差とは何でしょうか?
掃除用、料理用どちらの重曹も作っている会社の社長さんに聞きました。
↓ 番組内で紹介されていた「掃除に使う重曹」
↓ 番組内で紹介されていた「料理に使う重曹」
答えは・・
「掃除に使う重曹も料理に使う重曹も、中身は全く一緒で差が全然ないんです」
え~~~~~~~~っ!!!!!!
ですよね!!!!!
そもそも重曹は「炭酸水素ナトリウム」という物質です。
2種類の重曹の成分を見てみると、どちらも同じ炭酸水素ナトリウムと書いてあります。
では、なぜ同じ成分なのに「掃除用」と「料理用」と分かれているのでしょうか。
料理に使える重曹は、食品添加物として保健所に許可を得て作っているものだそうです。
実際に安全基準を満たしているので、口にしても大丈夫な重曹になっています。
一方、掃除用の重曹は、成分が同じなのですが、保健所の許可を取っていないので、口にすることができません。
「料理用の重曹」・・保健所に許可を得ている
保健所への申請は時間と費用がかかるため、各メーカーはあえて掃除用は申請をしないで販売をしているのです。
〈重曹の意外な使い方〉
その①靴箱の消臭剤
1.ジャムの瓶など口の広いガラス瓶に重曹を150g入れる。
2.布でフタをして輪ゴムで固定する。
これを靴箱などに置いておくと、嫌な臭いを取ってくれる消臭剤になります。
さらに湿気も吸い取ってくれるので、除湿剤としての効果もあり、一石二鳥です。
その②生パスタ
乾燥パスタを茹でるときに、お湯に料理用の重曹を大さじ1杯入れ、通常より2分長くゆでると「生パスタ」のような食感になります。
麺が太くなり、柔らかくて弾力のあるモチモチとした食感になります。
重曹の食品用と掃除用の違いをはっきりと知ることができました。
「食品用は食品用として使う。でも掃除用にも使える。
掃除用は、もし口にしてしまっても大丈夫だけど、掃除用として使う。」
と言った認識ではありましたが、こうしてはっきりと知ることでスッキリもして、これからの重曹使いがより使いやすくなったように思います。
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