だんだんと寒くなってきてインフルエンザやノロウィルスなどの感染症にも気を付けなければいけない時期になってきました。
主な感染症として、11月~12月に流行るのがノロウィルス、1月~2月に流行のピークを迎えるのがインフルエンザと言われています。
ノロウィルスは感染者の嘔吐物の飛沫を吸い込むことでかかったり(飛沫感染)、嘔吐物や下痢など体内から排出されたものの処理がちゃんとできず、それが乾燥しホコリと混ざったものを吸い込んだりした場合に感染します(じんあい感染)。
インフルエンザはくしゃみや咳などの飛沫感染が主な感染経路になります。
マスクをつけたり、手洗いやうがい、ワクチンの予防接種を受けたりすることで予防できます。
それは家の中でももちろん起こりうることです!
特に「トイレ」は病原菌とホコリの混ざった「病原ホコリ」が多い場所になります。
そんなトイレの感染症予防に効果的なトイレ掃除の方法を紹介します。
この掃除法を紹介していたのは、健康と掃除についての本も出されている松本忠男さんです。
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①水切りワイパーの先端のゴム部分に5mm間隔でハサミで切り込みを入れる。
水切りワイパーは100円ショップでも購入できます。
②水切りワイパーを壁の上から下に向かって一方向に動かす。
まず菌やウイルスが付着したホコリの除去から始めます。
切れ目を入れることによってホコリの飛び散りを防ぎながら、取り除くことができます。
③床も水切りワイパーを一方向に動かしてホコリを取る。
奥から手前に動かす方がやりやすいですね。
④使い捨て手袋をつけてから、便器掃除を開始する。
⑤便器に洗剤をスプレーし、トイレブラシのブラシ部分にビニール袋をかぶせたものでこする。
そのままのブラシで便器をこするとブラシの中に菌がたまっていきます。
そしてそのままブラシケースに入れておくと、その中で菌が増殖してしましまうので、それを防ぐためにビニール袋をかぶせます。
⑥使用後はビニール袋を裏返して捨てる。
⑦ふたを閉めてから水を流す。
そのまま水を流すと便器内にいる菌やウイルスが舞い上がってしまいます。
⑧手で頻繁に触る場所(ドアノブ、ウォシュレットのボタン、水洗レバー、便器のフタなど)を市販の除菌シートで拭き取る。
このときゴシゴシ拭かずに、一方向に拭くようにします。
ゴシゴシ往復してしまうと、菌がまた元に戻ってしまいます。
<すでにノロウイルスの感染者がいる場合の掃除法>
掃除方法は同じで良いですが、最後の除菌方法を変えなければいけません。
「塩素系の漂白剤」を使った消毒が効果的になります。
なんと
「ノロウイルスの消毒液」は家庭用の台所用漂白剤で簡単に作ることができます!
①ペットボトルキャップ半量の台所用漂白剤を500mlの水で薄める。
②よく混ぜる。
空のペットボトルに水を500ml入れ、そこに台所用漂白剤を入れ、フタを閉めたらよく振って混ぜれば出来上がりです。
その
消毒液にペーパータオルを浸し、手がよく触れる場所を一方向に拭いていきます。
この除菌は便器のためでなく、人に感染しないために行うものです。
<ノロウイルス感染者が家で嘔吐してしまった時の処理法>
これを正しく行って家庭内感染を防ぎましょう。
◎用意するもの
ペーパータオル、使い捨て手袋、ビニール袋、使い捨てマスク、消毒液(台所用漂白剤を2杯にしたノロウイルス消毒液を作る)
①使い捨てマスクと使い捨て手袋を装着する。
②吐しゃ物全体が隠れるようにペーパータオルでおおう。
周りに跳ねて飛んでいるものもあるかもしれないので注意。
広めにおおっておいても良いかもしれません。
③上からペットボトル半量の消毒液をかける。
④そのまま3~4分放置し、吐しゃ物の中まで消毒液を染み込ませる。
⑤外側から中心に向かってペーパーごと集め、吐しゃ物を取る。
⑥ペーパーをまとめてゴミ袋に捨てる。
⑦吐しゃ物がまだ残っている場合は、なくなるまで同じ作業を繰り返し行い全て取り切る。
⑧ゴミ袋の中に残りの消毒液を注ぎ、口を結んで捨てる。
家の中に感染者がいた場合に慌ててしまってバタバタしてしまいがちですが、それが感染を広げてしまうこともあるので、落ち着いて掃除や処理を行うようにしましょう。
家にあるもので消毒液を作れることを知れて良かったです。
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