NHKのお昼の生番組「ごごナマ 知っトク!らいふ」。
船越英一郎さんと美保純さんがMCを務めています。
今日のテーマは「寒くなる前に小掃除 ブラシ活用術」。
なんと今の時期は掃除にピッタリなんです!
冬になると寒くなり、体も動きにくくなります。
そして外掃除も億劫に。
油汚れも固まってしまうので、暖かい今が掃除に向いています。
カビも夏間に生えきっているので、リセットするにも今の時期が良いそうです。
掃除方法を教えてくださるのは、掃除のプロ「おそうじ本舗」の方です。
<壁紙についたタバコのヤニ掃除には「エチケットブラシ」>
①水で濡らしたエチケットブラシで壁紙を一方向にこする。
往復してしまうと、汚れが戻ってしまいます。
衣類のホコリを取るときと同じです。
②ブラシについた汚れを雑巾で拭き取る。
ときどき汚れを拭き取らないときれいに壁の汚れが落としにくくなります。
③また壁をこすって汚れを落とす。
長年たまったヤニ汚れだったりして落ちにくい場合は「お湯」を使うと良いそうです。
ヤニ以外にも手あか汚れも落とせます。
<網戸掃除には「エチケットブラシ」>
なんと網戸掃除もエチケットブラシ(洋服のホコリ落とし用ブラシ)を使います。
①エチケットブラシを水に濡らして網戸を一方向にこする。
(先ほどの壁紙掃除と同じ方法)
エチケットブラシの毛先はかぎ型になっているので、でこぼこ面に最適です。
②こすった部分を雑巾で拭き取る。
掃除で使ったエチケットブラシは、中性洗剤で洗えばきれいになります。
ブラシは掃除用と衣類用とちゃんと分けておきましょう。
100円ショップでも購入できます。
<サッシ掃除には「ツインブラシ」>
サッシにはホコリやゴミがたまりやすく、特に外側には土埃がたまります。
ツインブラシとは毛足が少し長いブラシで、硬めの毛のブラシと柔らかめの毛のブラシが両端に分かれてついています。
100円ショップでも購入できます。
①硬いブラシでサッシの隅などに固まった汚れを力を入れずに叩いてくだく。
②柔らかいブラシで掃き取っていく。
乾いた汚れは乾いた状態で取る方がよく取れます。
濡れた雑巾などで拭き掃除をしようとすると逆にくっついて取れにくくなることがあります。
<風呂掃除には「洗車ブラシ」>
洗車ブラシは車のボディを傷つけないようにできているものなので、結構毛先は細く柔らかく、いため、すき間にも入り込みやすくなっています。
◎床の水あか
①床を水で濡らす。
②浴室用中性洗剤を洗車ブラシに吹きかけ、叩くようにして洗剤を塗り広げていく。
床のデコボコの奥にも洗剤が入るようにします。
③1分程したら、ブラシで磨いていく。
軽い力で磨いていけば汚れは落ちます。
床以外にも、汚れのこびりついた目地、凹凸の多い蛇口まわり、触るのも嫌な排水口も洗車ブラシを使って掃除ができます。
洗車ブラシは「ボディ用」を使いましょう。
タイヤ用などと間違えないように。
そして洗車と兼用しないようにしましょう。
<排水口の掃除には「歯ブラシ」>
洗面所やキッチンの排水口の汚れには菌やバクテリアが多いので、できれば触りたくないですよね。
そんな場所の掃除に役立つのが使い終わった歯ブラシです。
①歯ブラシの毛先を3分の1~半分くらいカットする。
使い古した歯ブラシは毛先が広がってしまっているので、掃除で使いにくかったりします。
カットすることでブラシにコシが出ます。
②歯ブラシを3本背中合わせで束ねてテープでなどで巻く。
排水口の太さに合わせて歯ブラシの数を増やしたり、減らしたりしましょう。
③ブラシを水で濡らし、排水口の中に差し込み、回転させて汚れを落とす。
<視聴者さん&出演者さんからの質問>
◎冷蔵庫や食器棚の裏の壁紙の掃除
冷蔵庫や食器棚など大きくて動かせないものの裏側や下には主にホコリがたまっています。
ホコリは静電気を使って取ることができます。
①針金ハンガーを細長く伸ばす。
「♢」←こんな形にする。
②そこにストッキングをかぶせ、どこかにこするなどして静電気を起こす。
③冷蔵庫などの下に差し込み、ゆっくりと引き抜く。
他にもエアコンの上など手の届かないところの掃除にも使えるそうです。
冷蔵庫や食器棚などの裏側は、やはりどかなさいと難しいと言っていましたが、ハンガーの届く範囲なら掃除できそうかなとも思います。
◎お風呂場の天井のカビ掃除
①フローリングワイパーにナイロンタオル(ボディタオル)を取り付け、そこに洗剤を吹き付ける。
②天井を拭く。
③汚れが落ちたら、フローリングワイパーに水で濡らして固くしぼったタオルを取り付け、天井を拭く。
④仕上げに乾いたタオルを取り付け乾拭きする。
◎お風呂の窓のブラインド掃除
①ゴム手袋の上から軍手をはき、洗剤を付ける。
②それぞれ指の間でブラインドをはさむようにして拭き掃除をする。
③乾いた軍手で同じような方法で乾拭きする。
◎シールをはがした跡のベタベタなどを取る方法
①すべり止めが付いているゴム手袋をはき、指先を水で濡らしてこする。
取れにくい場合は水、またはお湯でシール跡をふやかしてからゴム手袋でこすると取れやすくなります。
◎床についた黒ゴムの跡を取る方法
テーブルの脚先に付けたすべり止めの黒ゴム。
その黒ゴムの跡が床についてしまったそうです。
①水で濡らしたメラミンスポンジでこする。
◎電灯の傘・シーニングライトの表面についた汚れ落とし
①乾いたタオルでそっと拭き掃除をする。
ブラシを使うと、こすった毛先の跡がついたり、ほこりがとても舞ったりします。
②きれいに拭いたあとはリンスをタオルにつけて薄く塗る。
静電気が置きにくくなり、ホコリがつきにくくなります。
他にも戸棚や家具、冷蔵庫に塗っても効果的だそうです。
◎ふすまについたコーヒーのシミ落とし
①粉末タイプの漂白剤(過炭酸ナトリウム)を水で薄めたものを塗る。
②紫外線の当たるような場所に置いておく。
きれいには落ちきらないかもしれませんが、薄くはなるようです。
今回はブラシ掃除以外にもいろんな掃除方法が盛りだくさんでした!
ブラシもその場所の掃除専用のものでなくても、ブラシの特徴を知れば使い方次第で違う場所でも活躍できるんですね。
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