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換気扇の油汚れ
「部屋のホコリ」
◎科学の力で原因究明
①ホコリの正体は?
繊維が骨格となり、いろいろな汚れ(毛髪、ダニの死骸など)が混ざった集合体。
家庭内のホコリの成分
繊維 約55%
砂・土砂 約30%
食物・ダニ・フケなど 約15%
ホコリ1gの中にダニが約2000匹、カビが約3万個、細菌が約800万個見つかったというデータもあります。
②なぜホコリはすぐたまるのか?
ホコリは私達の身のまわりに常にあって、ホコリと一緒に暮らしているといっても過言ではありません。
服を着たり、じゅうたんなどの上を歩くだけでもたくさんの目に見えないホコリが舞ってしまっています。
いくら掃除をしても空中のホコリが落ちてくるので、すぐにホコリはたまってしまいます。
◎科学の力で解決する
ホコリを効率良く掃除するためにはどうしたらよいのでしょうか。
ホコリは舞い上がってから徐々に落ちてきます。
先に下を掃除しても、上からまたホコリが落ちてくるので、掃除をするときは
上から下へ行いましょう。
作業の手順を効率良くすると再汚染を防ぐことができます。
【1回の掃除で最もホコリが取れる方法】
ポイント・・ホコリを舞いあがらせないこと
①伸縮式の道具を使い手の届かない上から掃除。
クローゼットの上、シャンデリア、カーテンレールの上など
カーテンレールはカーテン開閉時にホコリが舞う危険性大
②手の届く範囲の高い場所を掃除機とハケを併用しホコリが舞い上がる前に吸い取る。
ハケで掃いたそばから、ノズルを取った掃除機で吸いこむ。
(ブラシノズルがあるならハケを使わなくても構いません。)
テレビ、棚、テーブル、ソファーなど。
③床掃除
掃除機をかける前にモップ掛けをし、舞い上がるホコリの量を激減させる。
いきなり掃除機をかけてしまうと排気でホコリが舞い上がってしまいます。
「風呂場のカビ」
◎科学の力で原因究明
①カビが風呂場で多い理由は?
カビの胞子の大きさ 髪の毛の太さの約10分の1(0.002mm~0.01mm)
人間は1日に約1万個のカビの胞子を吸い込んでいるとも言われています。
風呂場は、湿度以外にシャンプーや石けん、皮脂などの栄養源が豊富な場所です。
カビが成長やすい環境が整っているからなんです。
湿度:70%以上 温度:25~35度
②カビがすぐに増える原因は?
カビが肉眼で見えるまでの日数は、発育環境が整うと1~7日。
肉眼で見えたときにはもう最終形態になっていて、胞子をまき散らしているのです。
カビも生き物なんですね。
◎科学の力で予防する
①入浴後、水のシャワーをかける
シャンプーや石けんの泡などカビの餌となるものを洗い流します。
水をかけて、温度を25度以下にしてカビの成長を防ぎます。
天井は蒸気があがり結露しやすい場所なので、天井にもシャワーをかけるようにしましょう。
②シャワーを掛けた後はガラス用ワイパーなどで水分を拭き取る。
浴槽のフタをこまめに閉めておくだけでも、湯気の量が変わってカビ予防になります。
◎科学の力で解決する
【カビ取り洗剤でパックする】
①カビの生えた場所にカビ取り洗剤を吹きかける。
②かけた場所にティッシュを置く。
③15分間そのままにしておく。
④ティッシュを取り除き、ブラシでこする。
壁面にカビ取り洗剤をかけると垂れやすいですが、ティッシュを置くことで洗剤を長く接触させて根の奥まで浸透させ殺菌することができます。
用具と溶剤をうまく使い、組み合わせて掃除をやっていきましょう。
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