NHKで放送されている「団塊スタイル」。
団塊の世代とその周辺の世代の人たちに向けた生活実用番組です。
何と司会に風吹ジュンさんがいます!!
いよいよ年の瀬、新年を迎える前の大掃除。
シニアの皆さんは年々億劫になってはいませんか。
生活研究家の阿部絢子さんが簡単掃除術を伝授してくれます。
阿部さんは掃除・片付けの本を多数出版されているエキスパートなんです。
72才の旦那さん、息子さんとの3人暮らしをしている主婦の方のお家に伺います。
皆さんもいちいち取りに行くのは億劫だからと言って、よく使うものを雑多にまとめて収納してしまってはいませんか。
自分や家族にとっては便利ですが、テーブルの上などに置いているものが多くなるとホコリがたまりやすくなってしまいます。
玄関周りに衣類を引っ掛けたり、食卓の上に調味料や文房具を入れている収納容器などを置いたままにはしていませんか。
【阿部さん流スッキリ!整理術】
◎食卓に出ている調味料
①よく使うものだけを分けて、持ち手の付いたカゴに入れる。
②カゴごと本来あるべき場所のキッチンに移す。
使うたびにカゴごと食卓へ持って行くようにし、それを習慣づけます。
カゴは100円ショップなどでよく売っている買い物かごのようなカゴです。
頻繁に使わない調味料はキッチンの引き出しの中にしまいます。
◎玄関横の服掛け
外出用上着と帽子だけを掛けておくようにします。
掛けていた着替えはそれぞれの部屋に片付けます。
◎棚
よく使うものを手の届きやすい棚の中段に置いて、あまり使わないものは下段に移します。
年を取ると、背伸びをしたりかがんだりすることが億劫になります。
手を水平に伸ばして、上下に45度開いた範囲によく使う物を置くようにしましょう。
◎食品を保存している引き出し
上へ上へと重ねて置いてしまうと、下に何があるか分からなくなってしまっています。
全部取り出して賞味期限を確認すると、賞味期限切れのものも出てくるかもしれません。
収納容器に立てて収納し、一目で何が入っているか分かるようにします。
そうすると賞味期限切れや、同じものをまた買ってしまうということを防ぐことができます。
【レンジフードの掃除】
①レンジフードの部品をはずす。
高い位置なので気を付けましょう。
②シンクに大きなポリ袋を張り、汚れの落ちやすいおよそ60度のお湯をためる。
③アルカリ性の合成洗剤をキャップ10杯入れる。
洗剤によって適量は異なります。
↓ おそらく使っていたのはこの洗剤です。
④外した部品を全てお湯に完全に沈める。
⑤お湯が冷めないように袋の口を閉めて、30分以上置いておく。
⑥待っている間にレンジフード本体内部の油汚れを取る。
キッチンペーパーにアルカリ性の洗剤をつけて湿布し、30分置いておく。
⑦時間がたったらポリ袋の口を開け、部品についた油汚れを歯ブラシで軽くこするように取る。
(歯ブラシは汚れたら交換しましょう。100円ショップに売っているようなたくさん入っているものを買っておくと便利ですね。)
⑧大きな汚れが取れたら、隅の方の汚れには直接洗剤をつけて、手に履いているゴム手袋で丁寧にこすって洗う。
⑨汚れが取れたら、水洗いをして乾かしておく。
➉貼っていた湿布も剥がして、そのペーパーで拭き取っていく。
しつこい油汚れはスポンジでこする。
1番油汚れが落としやすいのは「夏」。
夏は何もしなくても油汚れが緩んでいるので落ちやすいのです。
レンジフードの掃除は夏に行うのがベストなんです。
【お風呂の鏡とカランの水あか掃除】
「水あか」とは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどが水分蒸発したあと、白い結晶として残る頑固な汚れのことです。
水あか取りにはクエン酸湿布
①100ccの水にクエン酸小さじ3杯入れて混ぜ、クエン酸水を作る。
②その中にキッチンペーパーを浸し、水あか部分に直接貼り付ける。
③そのまま30分程度置いておく。
④湿布をはがし、そのままキッチンペーパーで磨く。
⑤頑固な汚れや細かい部分は歯ブラシで磨く。
⑥それでも落ちにくいところはスポンジでこする。
⑦シャワーで流して、乾いたタオルで水滴を拭き取る。
金属部分は光っていると、掃除をしていなくても掃除をしたように見せてくれます。
あと気を付けなければいけないのがパッキンの黒かびです。
奥まで根をはってしまうと阿部さんをもってしても、元の白い状態には戻せませんでした。
【阿部さん流カビを発生させない方法】
①お風呂に入った後、風呂場の壁に水をかけ温度を下げる。
(気温25度で発生しやすいカビの繁殖を防ぐ)
②水滴を取り除く。
(多湿で発生しやすいカビの繁殖を防ぐ)
↓ 阿部さんが使っていたのはおそらくコレ!
③換気を行う。
(窓、換気扇、ドアを開け換気)
④週に1度は天井の拭き掃除。
(天井に付着したカビの胞子を除去する)
フローリングワイパーに雑巾などをつけて拭くと拭きやすいです。
シャンプーボトルやソープボトルの底にカビが付きやすいので、脚のついたようなシャンプーラックに入れておくと良いでしょう。
【三角コーナーのぬめり・悪臭対策】
シンクに置くゴミ箱で、水切りがついており、水分を含んだゴミを捨てることができます。
しかし気温が高い夏場などに放置しておくと、雑菌が繁殖しぬめりが発生、悪臭を放ちます。
①三角コーナーを水気のない台の上に置く。
②中にポリ袋を敷く。
③生ごみをそのまま三角コーナーへ入れていく。
④ポリ袋は使い終わったら、袋の口を閉めて捨てる。
◎シニア世代の大掃除
一気に1日ではできないので、何日かに分けて行う。
1日のうちの掃除をする時間を決める。
完璧を目指さない。
続き→
本の整理術、じゅうたん掃除、中掃除、整理するための5か条
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